- ゆめのたね
土井龍雄:ダンディに「歩く人。」土井龍雄先生
ナチュラルな佇まいで・・・
2017年5月2日と9日の「おかげさんのなんくるウィークリー」は、ダイナミックスポーツ医学研究所顧問の土井龍雄先生です。「セーフティーウォーキング」「歩く人。」の本の著者でもあり、脱・ロコモティブシンドロームを訴えて全国各地で講習会に飛び回っている先生です。
先生との出会いは、かれこれ30年以上も前になります。
当時、先生はメディカルの領域でリハビリ後のトレーニングとして積極的に活動をされていました。有名なスポーツ選手も土井先生が手がけていました。野茂投手や武豊騎手、フェンシングの太田選手もそのうちのクライアントです。
コンディショニングからレジスタンスのトレーニングまで長きにわたって現場を見続けてきた先生は、ワインを愛し、時に社交ダンスも嗜み、その佇まいは、ダンディな紳士といった風情です。
そんな先生と、思いを共有したのが16年ほど前から私がヨーロッパへの運動療法の研修ツアーを企画するようになってから、先生も2度ほどご一緒してくれたことが大きなきっかけでした。人体の解剖にも一緒に立ち会って、ドイツやスイスの様々な運動療法の学びを共にさせていただきました。
自分で考えて動く!
先生のお話だと私たちの身体の耐用年数は50年くらいだそうです。それゆえに50歳を過ぎた頃から気になるのが、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)です。ひとたび、膝腰が痛くなると歩くのが億劫になったり、困難になったり・・・そして、運動・活動不足からさまざまな疾患を誘発してしまう可能性が・・・
だからこそいつまでも歩ける身体が必要です。
そのためには「考えて歩く!」「意識して歩く!」ことが大切。
自分にあった歩幅で、スピードで、歩き方で・・・
むやみやたらに大股で歩いてもかえって怪我のリスクが増すだけ!
「歩く人。」のセミナーでは、歩行測定をします。
私もはじめに行った時は、28点(°_°)酷い点数です。
でも、意識して考えて歩くと68点に(嬉)上昇。
つまり、身体の使い方を変えるだけで、健康的な体が手に入るっていうこと。
健康寿命は、歩行寿命を延ばすことから得られるのです。
これからの健康づくりは、知的な運動方法が求められます。知的にフィットネス!なのです。
明治時代の人から学ぶ!
土井先生が最後に印象的なことをおっしゃいました。
歩けるから健康!だから健康寿命を延ばせる!
明治時代生まれの方がよくおっしゃるのが、「最後まで自分の足で歩く!」「誰の世話にもならない!」
そのために自分を律する!と・・・土井先生の声がビンビン響きます。
まさしく、自律という意識です。
私が率いるNPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会のミッションが、まさしく「自立と自律」
不思議にも明治生まれの方々の意思を受け継いでいる形です。
私自身も自分を律すること、もっと深くきわめていく必要がありそうです。
からだの学舎Re-fitでは、毎週金曜日の朝8:00〜9:00 大阪府大阪狭山市の狭山池周りをノルディックウォーキングを行なっています。4km弱のコースで1時間弱のノルディックウォーキング。ポールを持つことで膝腰にも優しいウォーキングになります。そして、ポールを使うことで上半身にも負荷がかかり、運動量を稼ぐこともできます。
興味のある方は、「からだの学舎Re-fit」にお問い合わせください。
次回の予告
5月16日&23日は、西本あんしんサポートの社長で、谷町4丁目に「からだのウエルエジングスペース パナシア」のオーナーである西本延子さんをお迎えします。医療機器の大きな会社を手放し、介護やフィットネスの仕事に転身されたその熱い志しをお聞きしたいと思います。
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火曜日の朝8:00〜8:30「おかげさんのなんくるウィークリー」お聴きください。