- ゆめのたね
荒田淳平:コンプレックスをパワーにする!
2018年2月20日&27日 火曜日の朝 8:00〜8:30 ゆめのたね放送局 関西チャンネル 「おかげさんのなんくるウィークリー」は、京都の四条烏丸にフィットネスサロンFGというスタジオを運営されて、パーソナルトレーナーとして活動中の荒田淳平さんをお招きしました。
コンプレックスをパワーにする
荒田さんは、高校、大学を通してレスリングをずっとやっていたそうです。基礎的な体力や体はその時期に培われたようです。10代の頃のクラブ活動や運動習慣って一生を大きく左右します。しかし大学卒業後、就職という時期にこれから自分が何をしていきたいのか?どんな仕事をしていくのか?少し戸惑いがある中で、ひょんな事からスポーツクラブのアルバイトをすることになったそうです。スポーツクラブで身につけていくトレーニングの知識やスキルが楽しくてしょうがなかった反面、体育会系の大学専門学校を卒業したわけではなかったことがずっとコンプレックスになり、自信が持てなかったとも・・・
そんな荒田さんに大きな影響を与えたのが、以前「おかげさんのなんくるウィークリー」に出演してくださった土井龍雄先生のセミナーを受け、大阪心斎橋にあるダイナミックスポーツ医学研究所に見学に行ったことが、大きく自分を前進させるきっかけになったとのことです。
ダイスポのトレーナーの方に、自分の不安やコンプレックスを話した時に
「現場で2年必死でやれば、体育会系の大学出身者を追い越せる!」
そうして、自分のトレーナーとしての活動に自信が持てるようになったとのこと。学歴やスポーツキャリアはないよりはあった方がいいけれど、私たち運動指導者が関わる方々は、運動やスポーツが苦手な方や知らない方もたくさんいます。むしろそういった方が、フィットネスクラブにやって来られます。だからこそ、運動が苦手で、難しく感じている方々の気持ちに寄り添うこともできるようになります。
コンプレックスが、味方となってパワーになった荒田さんです。
辛いことはないけれど、大変なことを乗り越えて
荒田さんは、とにかく日々のトレーニング指導のために、学びを求めて過ごすことがとても楽しいのだとか・・・最近は、人の体の成り立ちや、機能改善、メンタルなどその学びは多岐に渡っています。
そんな荒田さんが、自分のキャリアを積み上げたフィットネスクラブを退職するときと、京都にスタジオをオープンさせる時が、とにかく大変だったとのことです。
「大変」というのは、「大きく変わる!」ということで、その変化に不安と緊張が・・・
「手放す」不安
「手に入れる」不安
新しい環境や人、そこに対応していく自分との出会いに期待もあるけれど、考え出すと次から次へと不安も押し寄せてくる・・・
その感覚、私もよくわかります。私も同じような経験を何度もしていますから・・・
でも結果、大変な環境、状況に身をおいたことから、異業種の方と繋がり、様々な経験ができた!という喜びや達成感を手に入れることができたのです。
モノからココロへ、そして意識の時代へ
フィットネスの現場も1980年代のブームからすでに40年近くになろうとしています。とにかく、「どれだけ運動量を稼ぐか?」「FITの原則」「ルーの法則」などをしっかり学んだ時代から、1990年から2000年代になって、個々の価値観や目的に合わせて「どのように」運動を生活に取り入れていくか・・・といった時代になり、健康フィットネス産業も異業種参入により、さまざまな切り口が提供されてきました。フィットネスサービスという考え方が主流となり、顧客サービスを高める精神、心をを求められたものでした。
そしてこれから求められるフィットネス・健康づくりは、目に見えないものをより深く追求する中で、自分が健康になるその先への意識と今現在の自分の身体、環境、状況への意識を捉えることで、方向性を持った運動提供が求められるような気がします。単にサービスという名の下で「与える」だけでなく、自らが「考え、選択し、体験する」といったことを自覚的に自立的に行うためのサポートが必要になっていくことでしょう。
荒田さんとのラジオトークの中で、私自身も運動指導者としてのこれからのあり方を考えるキッカケとなりました。
笑顔が素敵な荒田さんのパーソナルトレーニングを受けたい方は、
京都四条にある「フィットネスサロンFG」へ、ご予約下さいね。
次回の予告
次回は、3月6日と13日になります。私の1人トークになりますが、「機能改善」をテーマに、『NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会』についてお話ししたいと思っています。お楽しみに♪
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