- ゆめのたね
梅本道代&橘千鶴:運動指導者から身体づくり指導者へ
2018年3月20日&27日 火曜日の朝 8:00〜8:30 ゆめのたね放送局 関西チャンネル 「おかげさんのなんくるウィークリー」は、NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会の理事でもあり講師としても活躍する梅本道代さんと橘千鶴さんをお迎えしての「健康づくり」トークを繰り広げました。
健康づくりのニーズはウエルネスへ
キャリアが長くなったこの3人の現場は、圧倒的にシニアが多くなって来ました。その昔、エアロビクス大ブームの頃、キレキレのレオタード姿で踊りまくっていた3人ですが、すでに50代。比較的元気な高齢者の方々が、フィットネスクラブから介護予防の領域においても積極的に運動を頑張っています。そんな現場が増えてきたこの3人。
シニアの方は、コミュニティができてる人が多く、運動の現場が自分の居場所になっているようです。そのような中でも、参加者のニーズが変わってきています。「痩せたい!」とか「筋肉をつけたい!」というニーズより、「運動の機会を得たい!」という方が増えているのです。運動をする場、時間、自分にあった無理のないスタイル・・・を求めて。
そんなめまぐるしく変わるフィットネスの領域で、指導者はどうすればいいのか?
次の世代のシニアの方々の運動スタイルは・・・トークが続きます。
フィフティーズ(50代)が求める健康づくりは青春カムバック!!
団塊世代層(65歳以上)からダイバーシティー世代(60代前半)、そしてハナコ世代(50代後半)は、自分にあったかっこよさを求める世代。だからこそ、青春を取り戻すような運動スタイルが求められるのでは・・・
その昔、ディスコが流行って踊りまくっていた世代は、暗闇で汗を思いっきりかくようなディスコスタイルの運動が求められるのでは・・・?
大笑いをしながら青春時代を思い出す3人です。
若い頃夢中になったことってなんだったかな〜〜?
そんな女子会のような早口トークが進みました。
時代を担う子どもたちに向けて
シニアを支える世代、日本のこれからを元気にする若い世代の方々の健康づくりってどうなってるのかな?
特に子育てママやパパたちは忙しい!だからこそ親子や家族で運動できる機会を作ることが大事なのでは?みんな気にしてるけど、お金も時間もそこにかける余裕がなくて、自分のことは後回しになりがち。
それでも最近、からだの学舎Re-fitには、お母さんからのご依頼で「一緒に子供たちと運動をしたい!」というオーダーレッスンが増えています。
でも、やはり30代くらいの男女は、仕事も家庭も忙しい。それゆえに短時間でできる運動が望まれる。元気な子供達、たくましい子どもたちを育てるには、親たちが健康であることが責任として求められるのでは?
そういう私達は、もうそろそろ孫を持つ世代。おばあちゃんやおじいちゃんとお孫ちゃんが一緒に運動をするのもいいかもね。
待つのではなく、出向いていく指導者へ
運動を求める領域が広がってニーズがあったとしても、フィットネスクラブの現場は、待ってくれているお客様のもとへ指導者が行くスタイル。つまりお膳立てされた現場で、指導者は単にエクササイズ提供することで完結してしまいがち。
本当に運動が必要な方々の元へ足を運べていないという現状があります。健康教育や動機付けが求められていてもそこに指導者が手を伸ばせていない現状があります。
NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会の講習会の元へも、最近は、一般の方が講習会やセミナーに積極的に参加されています。すでに多くの人は、自分の健康は自分で守るという意識が芽生えているようです。フィットネス指導者ができないことを、自ら動き始めている人たちもいるのです。私たち指導者は、お客様を待つのではなく、必要な人の元へもっと積極的に足を踏み入れる必要がありますね。
そのためにも運動を伝えるだけでなく、身体のことを伝えられる指導者、身体作りのプロを育てていく必要性があるのかもしれません。
次回の予告
次回は、4月3日と10日になります。毎月1週目と2週目の火曜日は、私の一人トーク。
登山を通して気づいたお話をしていきます。
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