- 尾陰ブログ
アクアキネシス®︎(水中機能改善)インストラクター養成コースレポート
台風24号のおかげで・・・
猛烈な台風が接近する中で開催されたNPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会(いきのび協会)主催の「アクアキネシス®︎インストラクター養成コース」。2日間の養成コースは、まだ台風がやってきていない土曜日に1時間延長して研修を終え、さらに2日目の日曜日は、朝8:00〜13:00という昼食抜きで、駆け足のように勧めました。台風の進路や情報を気にしながらも、14名の受講生の皆さんの前向きな姿勢や意欲、集中力のおかげで充実した2日間となりました。
ある意味、台風と戦う同志のような仲間意識も目覚めた養成コース。
人は、危機管理意識を持った時のパワーってすごい!って思った次第です。
遠く北海道から福岡から、指導経験がないものの強い思いで参加された方まで・・・もっと皆さんと時間を共有したかったと心から思います。
アクアキネシス®︎とは?
アクアキネシス®︎とは、水中で行う機能改善体操のことです。随分長いこと、水中での機能改善運動をワークショップやセミナー、養成コースで伝えてきたものの、なかなか広がりを見せず、フィットネスクラブにおいては、アクアダンスや水中ウォーキングには力を入れても、低体力者や高齢者、少しのリスクを持つ方々に向けたプログラム提供はなかなか進みませんでした。
そこで、いきのび協会は、2日間で短期集中で学べるように数年前からエクササイズをパッケージ化して養成コースを進める事になりました。
私もかれこれ30年ほど、水中での機能改善運動を指導していますが、有料クラスもほぼ満杯、サービスプログラムであれば多い人は50人近い人を集客しています。シンプルでやった後の身体の感覚が、全く違う!家に戻った時、体が軽い!続けていて機能の低下が少ない!といった声を聞くことが多いのです。
プールにある浮揚具(ビート板、プルブイ、ボール・・・)などを使うことで、楽しさと効果をより引き出すことができます。
子供になった気分で身体の機能改善ができるプログラムなのです。
これから求められる指導
アクアキネシス®︎の指導法は、グループ指導を大切にしたいと考えています。人と関わりながら、コミュニケーションをとりながら、仲間づくりや人との関係づくりにおいて社会的機能の改善も求めているからです。
だから! 指導者は、必要に応じて、デッキ指導をしたり、プールイン指導をして行きます。参加者との目線を合わせて、参加者への働きかけを多くしていくのです。
今回の参加者の皆さんは、ベテランの方から指導経験がない方まで指導レベルの幅はありましたが、人と関わりながら伝えていこうとする姿勢は、とても素晴らしいものでした。
デッキ指導にもチャレンジしながら、自分自身のムーブメントのチェックを受けながら、4時間プールに浸かったまま、集中力を切らすことなく取り組んでくれました。
14名の参加者の方々の「素直に学ぶ」という姿に私も励まされた感じです。
おまけ
そんな養成コース開催中に、私がアドバイザーを務める株式会社ジェイエスエス開発の一輪車タイプのアクアバイクの試乗をみんなで行い、様々なご意見を聞きながら今後のプログラム開発に活かそうと私は思った次第です。
プールをもっともっと楽しく、活気ある健康づくりの場にして行きたいと思います。