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尾陰由美子ブログ
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オンラインレッスン の明暗〜リスク対応は?〜

毎日の時間が長い!!

緊急事態宣言が出て、大阪堺市にあるからだの学舎Re-fitが休業することになって2週間。

毎日があっという間に過ぎていた日々から、時間の流れが急激に緩やかになって、たっぷりある時間なのに、自粛生活の中でできることも限られ、日々長〜〜く感じられるのは私だけでしょうか?

あと2週間踏ん張らないといけません。でもその先も明るいわけではありません。まだまだ不透明です。

そんな中で、フィットネスインストラクターの皆さんの前向きな活動は、SNSにあふれています。「○○チャレンジ」やオンラインでの学び、自宅にいても自主トレーニングの様子がやはり励みになります。

新しい指導スタイル

そして、最近ではオンラインレッスンやオンラインセミナーの開催も増えてきました。

実際、私も先週からオンラインでのレッスンやセミナーを立ち上げてみました。

画面上ではありますが、やはり顔を見て、「コミュニケーションが取れるっていいなぁ〜」と思います。

むしろ、LIVEのレッスン以上に、ZOOMの操作も含めて、個々とコミュニケーションが取れているかもしれません。

アフター・コロナの新しいビジネスの形として、このオンライン化はますます進んでいく可能性が見えてきます。それゆえ、多くの人々がZOOMにもハマっていくのもよくわかります。

ZOOMなどのテレビ会議、チャット機能付きだからこそ時間効率の良さや、必要な学びに集中力を高められるなどのメリットもありますからね・・・

実際、私もコーチングやパーソナルでは、ZOOMは大活躍です。さらに、複数人数でのグループレッスンやセミナーもやってみると、その良さもよくわかります。

オンラインの裏側を考えよう!!

だけど・・・

ずっとザワザワしていることがあるんです。

からだの学舎Re-fitでレッスンをLIVEで提供している場合は、施設内での保険も入っていますし、参加者の方の個人情報もきちんと管理していますし、何よりも運動参加においては、健康チェックや利用にあたっての同意書を取り交わしています。

さらに、AEDも置いてますし、救急グッズもあります。救急時の対応マニュアルもあります。

なので、からだの学舎Re-fitからオンラインでスタジオメンバーのお客様にレッスンを提供していくことは保険でも守られています。

私が、自宅からオンラインレッスン を提供しない理由はそこにあります。

本物のプロとしての危機管理意識

でも、フリーのインストラクターの皆さんが、積極的にオンラインレッスン を提供していくとき、そんなリスク管理や免責事項など踏まえた上でレッスンをしているのか・・・

また、もし画面の向こう側で参加者の方の容体が急変したり、トラブルがあったときにどのように対応をするか心算、準備はできているのか・・・

参加してくださった方々の個人情報の管理はできているのか・・・

一人で、ソワソワ、ドキドキしているのです。

みんな、一生懸命新しいオンラインレッスン に取り組んでいるのはとてもいいことで、私も時間があれば申し込もうかな?と思うわけですが、その申し込み手順の中にそんなリスク配慮が見当たらないと・・・

私の経験を少しお話しするなら、

◉私自身は会社で損害賠償やら傷害保険に入ってますから、まず保険会社にオンラインレッスンやセミナーでも適応するか確認をしました。

私の場合は、OKをもらえました🤗

◉メンバーの方には、LINEなどでリスク管理について自己責任の連絡をさせていただきました。

◉ビジターの方には、手間ですが、健康チェックや同意書などの取り交わしができた後でないと、ZOOMのURLを送ることはしていません。

◉さらに、画面の向こうで何かあったときに救急車を呼んでも、相手の方の住所や居場所が特定されないと対応できないので、緊急連絡先とともに個人情報を提出をしていただいています。(そしてその管理が大切)

◉その上で、レッスン前後の環境設定と安全確認が最も重要ということになりますね。

上記の方法が良いのかどうかはわかりませんが、現在、いろんな関係各所にお願いをしています。

オンラインレッスンを進める上でのお客様の安全ガイドラインと主催者側の安全管理責任について、きちんと発信した方がいいのではないかと考えています。

新しいスタイルのビジネスだからこそ、まだまだ隙間だらけで、不安な要素が山ほどあります。

オンラインレッスン を積極的に進めているインストラクターの方で、上手にリスク管理できている方がいらっしゃいましたら、是非アドバイスをいただきたいです。

そして、インストラクターの皆さんも、オンラインの良さをどんどん活動の柱にしつつも、同時にリスクも受け入れる覚悟とその対応をしていくことを考えませんか?

ブログを読まれた方からのメッセージ

◉千本英介さん

素晴らしい記事をありがとうございます😊とても勉強になります。
私も以前からフリーランスのトレーナーやイントラの保険周りが気になっておりましたので、コロナ前に、フリーランスの健康従事者のための新しい働き方のために、保険会社と法人契約をしており、保険会社と色々な形で商品設計できる準備や勉強をしているところでした。しかし、薄利多売系の保険商品になりやすいので、保険会社側にとって良いメリットを構築するところが味噌かなーとか色々勉強している所存です。何かお力になれることがあればお申し付けくだ
さい。
また、傷病事故については、今ものすごい注目のアプリで、coaidというアプリがあります。これを何か活用して、また、この開発会社さんに協力を仰いで、危険予測と人命救助レベルをあげられないでしょうか?お繋ぎもできるかもしれません。ご参考までに。http://www.coaido.com

◉大塚ひとみさん

安全管理問題、私も微力ながら今インストラクターの皆さんへ伝えています

うちの協会の認定インストラクター全員が加入している
個人の保険はオンラインレッスンも対応であることを早々に確認済みです
が、同じ保険会社でも
オンラインのLiveは対象だけど
収録は対象にならない
など、加入条件により違います

海外のインストラクターは個人での保険加入が必須で多くの方が加入していますが
日本はその辺り、訴訟になるのはこの後の問題です

救命救急法もそうですが
この状況を機に皆の意識が変わると良いと感じています

◉奈蔵和香さん

弁護士さんに確認しました。
不特定多数を対象にする場合と、特定の参加者に対しての対応と異なるようです。

◉Fusako Murayamaさん

日本とアメリカでは違うとは思いますが、アメリカでは個人インストラクターは個人事業主として通常の健康保険以外にLiability Insuranceを各個々人が任意で加入できます。

もちろんWaiver(免責)にはサインいただいた上でオンラインレッスンに参加していただいていますが、保険会社に聞いたところ下記の回答でした。

要約すると「不特定多数むけではなく、インストラクターの直接の監視下で行われるオンラインライブレッスン、録画されたものは同じように補償される」ということでした。ほっ。

◉石井誠さん

私は、お客様に直接レッスンをオンラインで‥は考えていません(というか、オンライン難しい客層ですから)。でもシナプの体験会程度ですが、事前案内でリスク管理に関する書面をお送り見ていただき、開始時にも文字で見せて承諾の上で実施しました。で、画面越しに皆様の様子を洞察するのは大変だと思いました。レッスンとなると、人数多ければ多いほど、そしてこちらが動きながら皆様の様子を画面越しにどこまで観れるか…。
レッスンは恐いですね…。少人数のセミナーで皆さんをきちんと観れる状況で、かつ必要なリスク対策をとってやっていきたいと思います。

 

たくさんのコメントやご意見をいただきました。ありがとうございます💕