- 尾陰ブログ
「コロナ感染予防と熱中症対策について」アンケート結果報告
594名の方のアンケートが集まりました
2020年6月28日(日)に「みんなで考えよう!!『コロナ感染予防と熱中症対策について』」をテーマに90分間のZOOM座談会を開催しました。その後、7月5日まで約1週間アンケートを投げかけたところ、594名の指導者の方々から回答を得ることができました。その結果をここに報告いたします。
インストラクターの声を届けます
6月より緊急事態宣言、自粛要請など解除されたことで、運動指導の現場は万全の予防対策をとりながらの運営が再開されました。しかし、季節は暑い夏に向かう中で、運動中のマスクの義務づけの問題や施設によってガイドラインの解釈や遵守がまちまちであることなど、指導者からは混乱、戸惑い、疑問、不安など様々な声が聞こえるようになりました。
地域によって環境や感染状況も違う中でのガイドラインに対する意識の差も大きいようです。また、このように座談会を聞いてくださった方(再生回数4200回)や、アンケートに積極的に答えてくださった方は、少しでもお客様のストレスを減らし健康状態を守ること、また自身の仕事の安定と体調のコントロールにプロらしく様々な工夫や取り組みをしている姿が垣間見えます。
「何が正解か?」という答えは誰も出せませんが、単にガイドラインを遵守すればいいとか、言われたことをやっておけば大丈夫という意識では、コロナ感染予防に関しても熱中症対策に関しても取り組んでいる、対応しているということにはなりません。
座談会でもアンケートの結果を見てもそれぞれの立場でみんなが考え、言葉にし、議論を尽くし、対話をしていく必要性があるということが浮かび上がってきました。また、刻々と変わる状況の中で、現場の最前線にいる指導者が危機感を持って、その瞬間瞬間を対応していこうという姿も見えてきます。
今回、現場を預かる指導者たちの考えや声を業界各関係団体に届けること、月刊NEXT誌などへの掲載を通して、より多くの方々に共有することが大事と考え、報告をまとめあげました。28ページにわたる報告書です。後半は、指導者の声をそのまま記載しました。1人1人の日々の指導現場の中から出てきた声を施設関係者、各団体機関の関係者の皆様にもお読みいただければと思います。
アンケートに関しては、全てSNSを通してたくさんの指導者の方々のシェアや拡散の協力があって600人近い方のアンケートを回収できました。1人1人の声は、もっと聞き取っていけば、不安や苦しい状況におかれながらも前向きに自分たちができることをやっていこうという指導者の志の高さを感じます。長い戦いになるであろうこの問題に関して、指導者自身の身体的にも、精神的にもサポートしていく手立てを考える必要があるのではないかと思います。フィットネス業界の現場が、多くのフリーランスによって支えられてきた中で、「今後、仕事がなくなるかもしれない⁉️」という不安を抱えながら、日々現場にエネルギーを注ぐ指導者の声を届けたく、多くの方の協力をいただいて得た情報です。
どうか、この結果が少しでも業界の取り組みの 姿を伝える1つになることを願います。
有限会社アクトスペース企画
尾陰 由美子
◉アンケート結果を是非お読みください。