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尾陰由美子ブログ
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園芸ボランティアの方のための機能改善体操

園芸+体操(運動)=健康

長居植物園からご依頼をいただいた、「園芸ボランティアの方に向けた取り組みについて、何かできないか?」ということで、ボランティアの方々の困りごとをお聞きすると、やはり腰痛、肩こり、首こりなど・・・作業によってもたらされる体の不調でした。

今年は、特に園芸ボランティアの方のお申し込みも多く、NHKの「らんまん」の影響もあって、ガーデニングや畑作業など土に触れることを健康づくりの1つにされる方が増えていると聞きました。

確かに私自身も畑ワークを始めて、自然と触れ合うこと、植物の成長を通して達成感ややりがいを更には生きがいへと変わっていく感覚はよくわかります。

日常の暮らしがどんどん便利になって、しゃがんだり伸び上がったりする動作も少なくなり、除草作業のように同一作業をずっと続けることで普段使っていない筋肉が疲労したりと・・・さまざまな問題が起こってきます。

私は、一般財団法人大阪スポーツみどり財団の評議員をさせていただいていますが、年に2回ほどの会議で公園事業についてのお話をよく聞くほどに、常々公園事業とスポーツ事業がもっと近づいてどちらも地域の方々の健康づくりにつながればいいなぁ〜と思っていたので、今回は、そのきっかけになる取り組みかな?と思っています。

園芸+体操(運動)=健康

作業による腰痛・肩こり予防のために

園芸作業というのは、心拍数がすごく上がるわけではありませんが、普段あまり行わない動作や姿勢で長時間作業をすることが多いので、日常使わない筋肉の疲労や不良姿勢からくる体の不調が出てきます。

そのため、

園芸作業のための機能的な体を得るための3ステップ

①作業前の体の準備

②作業中の体のリセット(一休み)

③作業後の体の疲労回復

この3つが必要と考えました。

それに加えて、体の使い方の教育と個々が抱えている体の癖や課題に合わせたアプローチ、さらには夢中になってやってしまう園芸作業時に、自分の体への意識も加えていくことなども大事かな?と思っています。

運動を教えないためには?

とかく運動指導者が陥りやすいのが、運動を教えたくなることです。

運動大好き、トレーニング大好き、エクササイズ大好きな指導者は、自分の好きなことを教えがち😅

でも園芸ボランティの方は、園芸がやりたくて、園芸が大好きなわけですから、運動のことを伝えても響きません。もっと言うならば、「運動は嫌いだから外に出て園芸を楽しんでいる!!」という人もいたりするわけです。

なので、運動よりも『園芸のための体操』という方が、園芸ボランティアの方には向いているのでは?と考えました。

「運動」というと”きつい””難しい””しんどい”などのイメージがあるので、「体操」とすることで、体の操作、体の取り扱い、体の動かし方が身につく、気持ちよくなる、楽になるというイメージにしたいと思いました。

そのための3ステップです。

①軽やかに楽しく心地よく体をウォームアップ

②おしゃべりしながら、自分の体に気づく

③リラックスしながら、体をクールダウン

さらに、

①10分以内の集中しやすい体操時間

②覚えやすいすぐに手軽にできる動き

③イメージのつきやすい体操の名前

それに加えてなぜ、その体操なのか?という理由、意味づけも必要です。

体操づくりに必要なこと

園芸ボランティアの方のための体操づくりには、まずリサーチが必要!!

園芸ボランティアの方々がどんな動きをしているのか?

どんな姿勢で行なっているのか?

作業を始める時の動きと終わる時の動きを特に見ていきます。

例えば、「しゃがんで草を抜く」という動作であれば、

・どこから動き始めているのか?

・重心をどこにおいてしゃがむのか?

・動作のスピードのムラがあるのか?

・局所的な動きか?体全体で動いているのか?

・腕&手の作業時の姿勢はどうなっているのか?

・視線は、どこにあるのか?

まだまだ観るところは、いっぱいありますが・・・

そんな観察をするために、2時間弱一緒にコスモス畑に入ってみました。

また、体操のメリットを感じてもらえるか?楽しんでもらえるか?ということで、

試作品の体操を体験していただき、その感想も拾い集めました。

このように、情報を収集しましたので、試作品を完成させるべく課題を抽出し、

その課題を振り分け、優先順位をつけ、体操と課題をつなげていく作業をこれからしていきます。

いつものように、集めた情報は

①えらぶ(選択)

②わける(分類)

③つなぐ(結合)

3つのステップを踏んで、今月末には、体操が出来上がるかと思います。

動画撮影をし、編集をし、担当の方々に落とし込みをしていく作業が、これからまだまだ続きます。どんな体操が、できあがるか私も楽しみ😆

園芸作業姿勢に個性がある

ある人は、圧倒的に前屈み姿勢による腰への負担と重心が前のめりになることで、股関節に重心がのらず、腰が丸くなり、肩甲骨が挙上し外転することでの不安定さ、そのことから無駄に腕や手に力が入り、体幹がうまく使えていない。

またある人は、除草作業時に、地面を見ることから、頭部の前方移動や前方屈曲が起こっていることから首周りへの負担が大き苦なり、肩こりや首こりの原因に・・・‼️

上手に除草作業をしている方は、片膝を地面につき、他方の足裏全体に体重がかかり股関節で重心移動ができる、そのため脊柱が自然なS字カーブを描いて作業を行えています。

効率的な姿勢の獲得から、園芸作業動作(手足の扱い方)を身に付けたいですね。

見えない努力の結果

コスモスが満開となった長居植物園。

この美しい花を、来場者に喜んでもらうために、園芸師さんはもちろん園芸ボランティアの方々の力が必要なんです。

園芸ボランティアに興味のある方は、下記に問い合わせをしてみてくださいね。

長居植物園のボランティア活動について