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ゆめのたね放送「なんくるウィークリー」
  • ゆめのたね

おかげさん:水について語れるインストラクターを目指そう!

ゆめのたね放送「おかげさんのなんくるウィークリー」1週目と2週目は一人トーク。今回は、夏に向けてプールで行う水中エクササイズ(アクアエクササイズ)について、お水のパワーのお話です。

私と水との出会い(記憶の掘り起こし)

田舎育ちの私は、最も古い記憶が家族で海水浴に行った時のこと。波打ち際で浮き輪にしっかりつかまって、半身浴でした。次に、川遊びをしていて、3mほどの水深の川に父親に放り込まれた恐ろしい記憶。泳げなかった私に、必死で頑張れば泳げるという体験をさせたかったかと思うのですが、どう考えても今だったら虐待ではないか・・・(笑)

でもそのおかげで、手足をバタバタさせれば、泳げるのだと学んだ気がします。さらに小学校に入った頃、初めてプールに連れて行ってもらって、大人用の足の届かないプールに落ちて、「溺れる!このまま死ぬ!」という今でも鮮明な記憶があります。気がついたら、プールサイドに引き上げられ、私の周りに大人がいっぱい、私を覗き込んでいました。

そんなことからちゃんと25m泳げなかった私は、小学校高学年の時に母親に夏休みだけの短期スイミングスクールに連れて行ってもらい、100m泳げるようになったのでした。水泳帽に泳ぐ距離が伸びるごとに印をつけてもらうのが嬉しかったような・・・

子供の頃に怖い体験も嬉しい体験も水にまつわる経験をいっぱいできたのは、自然の中で育ったこと、決して水が嫌いではなかったこと、むしろ「水の中でどうして息ができないんだろう・・・」なんて興味の方が強かったから。両親がさほど泳げず、母親に至っては実は「水が怖かった〜!」というのは、かなり後に知るのですが、私に「水は危ないから!水は怖いから!」とは言わず、何も言わず放置してくれたのがよかったのかもしれません。

水が怖い人は、多かれ少なかれ、いろんな経験を「怖い!」「危ない!」と過剰に教え込まれたことも原因の1つかも?と思ってしまうのです。

ということで、私は「水」に対して面白くもあり、スリリングでもあるということで興味を持ち続けているのかもしれません。

アクアインストラクターのすごいところは・・・

今回の「ゆめのたね」の放送では、そんな水のことを生命の誕生からアクアエクササイズについてまでお話をしています。久々に「水の4大特性」についても語ってみました。「浮力」「水圧」「抵抗」「水温」・・・3年ほど前までアクアダンスの指導をしていましたし、30代から40代にかけては、「アクアエクササイズインストラクター養成コース」をどれほど開催したことか・・・自分の周りにいいる教え子のほとんどは、水陸両用ハイブリッドインストラクターになっていたかと思います。

アクアエクササイズの指導ができるようになったことで、エアロビクスやスタジオプログラムだけではない指導能力を身につけた人が多かったように思います。

まずたい、対面指導。参加者に向かって顔を合わせて指導するのです。だから右の動きは「左」と言いますし、動作も逆に見せるわけです。頭が良くないとできません。

さらにプールサイドでの指導なので、しゃがんだり、時にプールに入って参加者に触れ合ったりと、まるでLIVEステージのようにクラスを進めていくわけですからパフォーマンス力も高かった。。。

インストラクターになるまでの練習や現場に立ってからの研鑽が必要でした。だからこそ、指導者として磨かれたのだとも思います。インストラクターは、自分自身が商品ですから、誰もが商品力をあげるためにスキルを磨き、パフォマンス力をあげて、キャリアを積んだのでした。

時代が変わると・・・

そんなアクアエクササイズ華やかな時代からフィットネス業界も変化がどんどん進み、プールを持たない施設も増え、インストラクターの高齢化も進み、労働環境の改善はあまりなく・・・アクアインストラクターにとっては受難な時代になっていますが、それでもプールにはたくさんの方々が来られていますし、楽しいエクササイズを求めていらっしゃいます。

そして、次代を担うアクアインストラクターが求められています。いろんな方から指導者不足やプールの活性化の相談を受けますが、インストラクターのマインドに頼るだけでなく、運営側も「本当にアクアエクササイズを提供したいのか?」「アクアエクササイズを通して誰に健康や幸せをもたらしたいのか?」といった視点で考える必要がありますし、そのための課題である人材、コスト、プログラムについて考える必要があるかもしれません。今までと違った切り口で水中運動を提供していくことも必要かと思います。

有料クラスで「アクアキネシス®︎(水中機能改善)」を20年以上指導している私から言えば、今も昔も変わらず、「本物の指導者は残る!!」「本物とは、時代に合わせて適応し、進化し続ける指導者」これに尽きると思っています。指導者も施設側も「本物でないと生き残れない!」「本物でないと誰にも健康や幸せをもたらすことはできない!」熱い想いはもちろん必要だけど、それだけに頼る時代ではないということです。もっともっと情報を集め、自分の脳をフルに使ってアイデアをひねり出し、行動に移していく必要があります。

まだ、アクアエクササイズの指導を熱心にひたむきに頑張っているインストラクターがいるうちに、次代のインストラクターを育て、環境を整え、労働条件も考えていく必要も感じる今日この頃です。

今回の放送で、「はじめの第一歩」として、水に興味を持って、アクアエクササイズの指導に興味を持っていただけたらと思って語っていますので、よかったら聞き逃した方は、下記の写真をポチッと押してくださいね。

下記にポッドキャストを貼りつけておきます。

聞き逃した方は、いつでも聞けますよ(^ ^)

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6月5日&12日の放送が聴けますよ(^ ^)

次回の予告

次回は、6月19日と26日になります。毎月3週目と4週目の火曜日は、素敵なゲストをお迎えしています。次回は、ピラティスをこよなく愛する、ピラティスに魅せられた櫻井淳子さんお招きしてお話をしています。

上記ロゴをポチッと押したら、「ゆめのたね放送局 関西チャンネルへ」火曜日の朝8:00〜8:30「おかげさんのなんくるウィークリー」をお聴きください。